岡崎京子「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」

「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」(ISBN:4582832121

百年後のこの場所には君もぼくももういない。ぼくたちは世界に忘れ去られているんだ。それって納得できる?


小説でもなく、詩でもなく、うーん、岡崎京子のマンガから絵をぬいたかんじ。でもあの世界みたいなのがぶわーっと広がるというか。よしもとばななも帯で書いてるけど、やっぱり苦しくて痛い。ものすごく。今読むのはちょっと辛かったかも。

まえに友達に、「面白いからどうぞ」ってリバーズエッジを貸したら、どうしてこんなの読ませたの?面白くないじゃない!と怒られてしまったことがある。虚無感からしばらく抜け出せなくて辛かったそうだ。確かに「面白い」っていう表現はちがったかな。


・「ヘルタースケルター」が文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を受賞
http://plaza.bunka.go.jp/museum/ichiran_15.html

へえ。しらなかった。