それでもボクはやってない

それでもボクはやってない」の試写会に行ってきました。
http://www.soreboku.jp/index.html

チカンに間違われた若者の物語。やってないのに、誰も彼の話を聞いてくれない。証拠もあるのに、聞いてくれない。日本の裁判のおかしな所を、わかりやすく、でも難しい所はそのままで、という、ほんとに「裁判の記録」みたいな感じの映画でした。面白かった。面白いという表現は違うかもしれないけど、びっくりしたし、ムカムカした。わたしも手に汗をにぎって判決を聞きました。むむむ。これは大勢の人がみたらいいのにな。なにか少しでも変わったらいいのになあ。

周防監督のティーチインがあったのですが、実際の裁判を3年もかけて取材したそうで、決して「面白い映画をつくろう」とは思わず、ただこの裁判制度の現状を伝えたかった、とのことでした。



そして余談なのですが、加瀬亮に夢中です。もともと大好きなのですが、今さらに加瀬亮ブームがわたしのなかに吹き荒れてます!
これ買ういきおい!

Bellevue Ryo Kase―加瀬亮-写真+言葉+全作品


映画終わってロビーでたばこ吸ってぼんやりしてたら、なんと周防監督が!なので「なぜ今回の映画に加瀬さんを選んだのか?」という質問をぶつけてみました。それはもう、直感!のひとことだったそうです。オーディションを開催して、20代の役者さんとたくさん会ったけど、ピンとこなくて、年齢を30代にまで広げてオーディションをした所、来てくれた加瀬くんをひとめ見て即決!だったそうです。

なんかたよりなくて、ごくふつうで、ちょっとぼんやりとしたこの映画の主人公に、それはもうぴったりでした。加瀬さん。まいったな。(←何が??)